安心しろ。俺が一緒にいってやる。
あと数時間でついに第42話「たどりついた真意」が放映される訳で。
次回予告のインパクトは元より、公式から「ギャラホファンは必見」、作監のバリさんから「リアルタイムで見ろ」と言われるほど期待値が大変なことになっている一話。マクギリスの生い立ち、ヴィダール二度目の出陣、そしてたどりついた真意とは。良い方向にしても悪い方向にしてもマクギリスとヴィダール（ガエリオ）の間になにかとてつもないことが起きるのは確実……。
今週の展開によっては今後ガエマクと口にすることができなくなる可能性すら出てくるので、今のうちに私の中のガエマク妄想をまとめておきます。
私がずっと妄想してきた、ガエマクのラストは「ガエリオがマクギリスを道連れにして死亡」。
私の望みの一つに、マクギリスはガエリオを裏切ったけどガエリオはマクギリスを裏切らないでほしい、ってのがある。だからガエリオに復讐者にはなってほしくない。なので友情に免じてガエリオにはマクギリスを許してほしい。
でも、ガエリオはマクギリスを討つ。大義のために討たねばならない（展開になれば良い。少なくとも現状ガエリオはマクギリスを殺す理由は復讐以外にないので、今後マクギリス＝ラスボスと決定づける何かが起きると思う）。でもそこで自分も死ぬ。マクギリスを殺して大義を果たすけど、マクギリスと一緒に死んで友情を果たす。結局、ギャラルホルンもマクギリスもどっちも裏切らずに死ぬのがガエリオっぽいかなと思ってる。
とりあえず心中エンド。こういう救いがたい男達に残されるのはいつだって心中エンドなんだよ。
こっからは話が色んな方向に広がるので話題を分けてみる。
①ラスボスってやっぱマッキーなのかなあ？
今ある問題の一つは、（手段は悪だけど）マッキーが今やってることはそこまで悪ではないこと。ギャラホが腐敗してるのは事実だし、革命を求めているのはマクギリスだってクーデリアだって同じ。「マクギリスは地球を壊滅させて火星を第二の地球にし、その王としてオルガを据えようとしているんじゃないか」って説を聞いたことがあるけど、そのレベルのことをしでかさないとラスボスにならない（から今後なんかあるとは思うんだけど）
もしマッキーの真意がアルミリアに言った通り「既存の権威社会を破壊して、完全な実力社会にする」だったのなら、彼の「革命」だけ（少なくとも「ギャラホによる支配体勢の破壊」だけ）は作中内で果たされるべき（というか果たされないと、鉄血どうやって終わらせるのよ？）
なので、今んとこ彼の理想に絶対悪はないのだから、今後マクギリスが何かやらかしても「マクギリス自身は死ぬけど、彼の望みは果たされる」ってのが良い落としどころだと思う。ならば、ガエリオがマクギリスを（介錯として）討つ展開もあり得るかもしんない（もしマッキーの理想に全くの悪性がなければ、ガエリオがマッキー側につく展開もあるかもだけど。それはないと思うのは、マッキーの闇の深さか……）
②マッキーが死ぬならガエリオと一緒がいい（逆も然り）
種死のラスボス・デュランダルと最期を共にしたのが元カノのタリア艦長。（展開は唐突すぎてアレだったけど）オチとしては好きだった。
というのは、ラスボスって無念の内に死ぬから死後も亡霊になりそうなんだけど、一緒に死んでくれる人がいるとその人が水先案内人になって安らかに成仏してくれそうだから（例えば続編で死者の声が聞こえたり蘇ったりする展開になった時、一人孤独に死んだラスボスは主人公を恨んだり敵対してきそうだが、一緒に死んでくれた人がいるラスボスはその人と寄り添って安らかに微笑んでるイメージはなかろうか？）ラスボスってつまりは悪人ということだけど、そんな人にも死ぬほど愛してくれた人がいるって明言されるのは少し浮かばれるし。
1期時点ではガエリオは絶対に死なないキャラだって主張してたんだけど、ヴィダールには阿頼耶識フラグが立ってるので十中八九死ぬ（冒頭イラストで流血させたが、これは外傷ではなく阿頼耶識で吐血してるイメージ。仮面を外すとあり得ないほど吐血してる）死ぬならば、恐らくラスボスであり親友のマクギリスを寂しくないように連れていってほしい。一回自分の命を奪ったことを「惚れた弱みだ」って許して、笑って「もう一回もっていけ」って言ってほしい。
③あたしガエマクが好き
実を言うと1期の後半ぐらいまではギャラホ組にあんま興味がなかった（鉄華団組が好きだったから見始めたんだし）。ガエリオも途中まで全然興味なくって、アインと仲良くなったぐらいの頃に「こいつデカッ」って気付いて好きになったと記憶してる（デカい男好き）。
その後ガエマクをいつ好きになったかはよく覚えてないけど、多分ラスボスってもしかしてマッキーなんじゃねえかって思ったぐらいだと思う。それぐらい私のガエマクはマクギリス＝ラスボスである前提が必要なんだなと。変な話、ガエマクって多分本編の展開だけなら萌えなかった（だってイチャついてたの最序盤だけじゃん！）。脳内で「ラスボスはマッキーかもしれない」→「マッキー可哀想だなあ」→「ガエリオなんとかしてやれよ！」って手順を踏んだ結果萌えた。マッキーに幸せになってほしくて、それができるのはこの世でガエリオしかいないって思ってるからガエマクなんだよ。
大分昔の私のつぶやき。「鉄血はオルミカから入ったしオルミカ大好きだしオルミカの方が『デキてんなあ…』って自然に思えるけど、実際描くのはなんでかいつもガエマクなのは、ガエマクを成立させるには描き手の祈りが必要不可欠だからかもしれない。二次創作の中でしか幸福を想像できない、正しい意味での妄想なんだな。」ガエマクは絶対本編で幸せになれない。だからガエマクを描くと必ず原作設定（性格とか作中の心情とか）を大きく歪める。私がガエマク描くとガエリオが大らかで凛々しいスパダリ騎士で、マッキーが甘党でラスボスで彼氏大好きでヤンデレ姫なのはそういうことだ。いっそ夢設定みたいなもんだ。自分で書いててつらい。
ガエマク描いてると、旧約（ルシラスボス設定）のイールシみたいなもんだなーと懐かしく思うことがある。
④余談
②で「惚れた弱み」って言葉を出したけど、うちのガエリオはほんとそれだけでなんでも許す。恋は盲目ってことじゃなくて、マッキーの悪徳を分かった上で「そんなところにも惚れたから」。
いつかこいつに殺されても構わないって思いながら本当に殺されたガエリオが好き（←この時点で原作を歪めてるのがお分かりだろうか）自分だけを殺したならそのまま殺されたろうけど、カルタやアインを犠牲にしたからその真意を問い質すために地獄から蘇ってきたんだと思う。
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追伸：わかってた。鉄血とは往々にして望みは叶わないのが定石。だが最後まであきらめるな。
