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 純愛ist(更新停止)

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ひと旅出ようぜ!!!



 同人誌裏話コーナー、今回はSKL最後の同人誌『ひかりの季節』なんですが、なんだっておもむろに描けばこんなダメなヤンキーになってしまうのか!もっとしっとりしたものを描きたかったのに!

 『ひかりの季節』自体は割としっとりした話なんですが、その後海動と二人旅になるとこんな感じになると思います。いや、一人旅でも真上は割とこんな感じです。うちの真上は表情豊かを売りにしてますが、『ひかりの季節』は更に数年経って人付き合いも慣れたので通常の3割増ぐらい表情がフランクなのが特徴です。
 という訳で裏話は続きから。


・タイトルと表紙
 原案タイトルは『SEASONS』。季節という意味は最初から入れる予定だった。よりやわらかく、希望あふれるタイトルが良いと思って『ひかりの季節』へ。かなり当初から決まってたタイトルです。
 海のシーンが気に入ってるので表紙も海で。作中季節が春なので(春に旅立って丁度1年経っている)、ピンク色の海。もはや海ではなくて花畑のように見えるけど、春っぽくて気に入ってます。

・由木から通信
 本当はなんの通信手段も持たせず旅に出たかった真上ですが。これぐらいしないと由木が心配するので。ちなみに由木専用のホットライン。この1年、真上がスカルフォースの人間と会話したのは由木だけです。そういう意味では由木は真上にとって特別な存在。
 リストバンド型の通信機はタイバニより。

・シン
 なぜか生きている上に、スカルフォース入りしてるシン。
 一応経緯としては、カイザーに敗北後なんとか生きてた→どっかで見つけた別のカイザーのパイロットになる→地獄達と再戦でもいいし共闘でもいいし、なんか一悶着ある→なあなあでスカルフォース入り。
 今までは自分のカイザーでソロパイロットだったけど、真上が旅に出てからは(SKLカイザーは2人じゃないと動かせないので)真上の代役をやってました。隊服の着こなしは真上と同じ。軍隊入りする際に名前を「真上進」に改めてる。

・奇械島その後
 アイアンカイザー含めてカイザーは各グラヴィトンリアクターに配置されていて世界に複数体ある、ってことだそうなんで今後のSKLのストーリー展開は各地のカイザーとの戦いなのかな…というお話。手持ちがSKLカイザーとウィングルだけじゃ心もとないんで、仲間になったカイザーもいるってことに(シンがそう)
 まあ、単なる背景説明なんで詳しくは決めてません。でも実際に続編が出たら、二人が平和な世界でエンドってことはなさそーだな。ダイナミプロの性格的に。

・翼→遼
 真上を最後まで引き止めたのは由木。由木は密かに真上に(海動にも)思いを寄せていて(奇械島後の戦いの中、恋愛関係も少し進んだのかもしれない)、世界が平和になり、これでやっと戦いから離れて三人一緒に暮らしていける、と思っていた矢先の真上の旅立ちは、由木にとって唐突で歯痒い別れでした。真上にとっても海動と穏やかに生活できる時がやっと来た、と由木は考えていたので、自分の意志であえて海動の元を離れる真上を由木は理解できない。
 そんな由木ですが、海動が真上を行かせたので諦めました。真上に関することで海動が「良し」と言ったことについては(理由や意図が理解できずとも)自分が口を出してはいけない、うちの由木にとって地獄の関係はそういうもの。それに、うっかり口を滑らせてしまった通り、一番辛いのが海動だということを分かってるので、その海動が言った「良し」に由木は逆らえません。

・旅の思い出
 右ページ左下は『今夜は恋人を迎えに』海動編の髪飾り。大事に持ってます。
 左ページ中央、おぶっている女の子はスキュラ。勿論彼女自身ではないけど。でも、スキュラはヴァーサス組で唯一の生き残りなんで、再登場してほしいっすね。
 旅のシーンは色々描きたいものがあったんだけど、一番最後に描いて〆切も体力も限界だったのであっさりめに。世界中を巡ったし、色んな出会いがあったし、人が生まれる瞬間も死ぬ瞬間も見た。ただ、かつて殺し屋をやってた頃のような血生臭いことは一切なく、人から好かれ愛され、戦士ではなくただの旅人として生活できた1年間でした。

・回想シーン
 真上が真白さんを殺す時の話。この一連の流れは、元はpixivあたりに載せる漫画にしようと考えてたシーンで、色々付け加えてこの漫画になりました。「お前が証明するんだ~」の一連のセリフが真白さんの遺言だ、というのは昔から私の主張したいことの一つです。
 親から子への初めての贈り物は『名前』だそうです。そういうことなら、真白さんはちゃんと息子へ贈り物ができたんですね。ちなみに、真上遼が真白さんの本名ってことですが、国籍はこっそりウクライナと書いてある。理由は特に決めてないけど、美形が多い国らしいから。日本っぽい名前なのに……。

・運命という旅路
 今回の本で言いたかったこと・その1。
人生は長い旅。山あり谷ありで、辛かった道もあれば迷い道もある。そんな道でも歩いていくうちに、今の自分が立ってる道にいつの間にか繋がってる。真上はたくさん名前を持ってるけど全部一本道で、その道を人は『運命』と呼ぶんじゃないかと思います。

・コウジくんとサヤカさん
 スターシステムで登場してもらった二人。当初案では海動似の少年だったけど、モブを使うくらいならこっちの方が面白味があるので(後半に海動似の少年を使うことになったし)こんな感じで真上は、一人旅の中で色んな永井キャラと出会っていってると想像してもらえれば。
 地獄砂漠で生計を立てる二人で、兄・テツヤさんと姉・ジュンさんもいます。コウジくんのTシャツはブレストファイヤー。

・死亡フラグ
 バイオレンスジャックでは鉄也さんは運転中に死亡しています。

・実家
 真上の実家は地獄砂漠内にあることになりました。プレストーリーにしか出てないとはいえ、地獄砂漠は作中でも重要な場所であってほしいので。
 地獄砂漠と隣接する海なので、おそらく今まで真上がいた海は東京湾。

・MK216
 真上の弟。真上は実家を出る際に、追手を防ぐため可能な限りの兄弟を殺したんだけど、シンのようにそれを免れた兄弟は僅かにいました。あとがきにも書いたけど、シンの存在はこうして真上兄弟が他にも生き延びている可能性を示唆してるから本当にありがたいし素晴らしいキャラクターだと思う。真上兄弟が和解できたのは全部シンのおかげ…!
 当初案では2桁ナンバーで真上の兄だったのだけど(真上みたいな出来の良い奴&イレギュラーはMKシリーズ全体でも後の方に生まれたんじゃないかと思うから)、ネームしていくうちに年下っぽい性格になったら弟へ格下げ。
 外見イメージは、私がやたら描くのが好きな短髪真上。服装は砂漠に住んでいるということで、日除けのフードを付けてやや厚着めに。戦闘経験はあまりなく、草花と子供を愛する心優しい弟です。

・思い出話
 「お前ピンヘッドのスコアは?」…ピンヘッドってのは攻殻機動隊ネタで、文字通りクギの頭を銃で撃つ訓練のこと。公安9課(攻殻の主人公チーム)はこれを25ヤード(23m)12発3秒でできる。真上もそれぐらいの想定。別に攻殻ネタをいれたかった訳じゃなくて、ここらへんは同じ場所で育ってきた二人じゃなきゃ分からない(読んでる人には分からない)会話っぽくしたくて、なのでそれっぽい専門用語を入れたかっただけ。
 「人間ってエンドルフィン随意操作できないんだよな」…これも人造人間同士だからできる人造人間ジョークみたいな感じ。

・他の真上兄弟
 他の兄弟も背景に出てくるけど、それぞれ髪型を変えてる。シンと真上は最初から髪型が違ったので、生まれてきた時期やバージョンで多少は変化を持たせてるんでしょう。

・QRコード
 読み取るとあるホームページでつれてかれます。
ネタとかそんなんじゃなくて、単にコードっぽいものならなんでも良かった。自分で描く余裕なかったし。

・真白さん
 「真白さんは真上の親」。これはきっとこの本で一番言いたかったことで、私がSKLやりながらずっと言いたかったこと。
 SKLから一線退いた今だから打ち明けるけど、正直私は二次創作における真白さんの扱いというものに少々歯痒い思いをしてた。ここらへんの気持ちを説明すると特定カプへの偏見や攻撃になりかねないので控えるが、端的に言えば二次創作の真白さんは真上に対して『悪いもの』(真上を苦しめるもの)として想定されることが多かった。
 『悪』の真白さんを否定することはしない、いや本当は否定したいんだけどそれは個人の自由で否定する権利はない。だから私も自由に主張する。真白さんは公式の限りでは決して真上に対して『悪』であるとは限らない。だからあの人の善性を信じる。真上を幸せにしたいなら信じなければ。だって真上はSKLで唯一親が分かってるキャラだ。真白さんは真上の親で、真上を息子として愛していたんだと信じたい。すべての親がすべての子を愛する訳じゃないけど、真上の幸せを願うならそこに確かに『家族』はあったと信じたいじゃないか。
 真白さんのことを考えると辛い。うちの真白さんはどうして『親』なのか、そこらへんを語りだすと自分の中にある二次創作へのドロドロした話にならざるを得ない。最低限言えるのは、最初、私は単に真白さんは真上にとって『善きもの』という漠然とした想定しかなかった。その後、勝手に絶望することや憤ることがあり、そんな中で一種の抵抗として真白さんの善性を模索した結果、『親』という答えを自分の中で出せた。
 真上じゃないですけど、自分が嫌うものへの拒絶と逃避の中で見つけた答えというか……。色々ありましたが、その結果うちの真白さんができて、この本ができたのなら良いことだったのだと思う。

・MK174、ただいま帰りました
 この時、真上が自分を「真上遼」ではなく「MK174」と言っているのは、親(真白さん)の前での自分はあの頃のままの「MK174」だから。「MK174」もまた、親から与えられた名前に他ならない。

・オカエリナサイ
 真白さんが死ぬ前にメッセージを残したのは、今は例え出生を嫌い外へ出て行っても、いつかは家へ立ち寄ることがあってほしい=自分や兄弟を家族として認めてほしいと思ったから。真上が家族を認めなかったのならきっと一生ここへは戻ってこない。でももし帰ってきたときは、もし自分を親として許してくれるというなら、その時は一人の親として「おかえりなさい」と言いたかった。

・孤児たち
 海動似の少年以外は『今夜は恋人を迎えに』の真上編に登場した子供をモデルにしてる。一番左から、黒髪オカッパお姉さんはオカッパ眼鏡ちゃん、赤ん坊を抱いている目隠れちゃんは背景によくいた目隠れショートヘアちゃん、眼帯女の子は一番目立ってた人質ちゃん、盲目包帯女の子は真上に惚れてたふわふわブロンドちゃん。

・運命はいい言葉
 これがこの話のまとめ。「命を運ぶと書いて運命」。運命という旅路と同義。運命は今までの人生すべてということ。ちなみに、この言葉自体はジョジョネタ。ジョジョでは全然意味が違うから注意。

・8連剣さん
 この最後のシーンまで剣さんの顔は絶対出さないと決めてたので、ここで突っ込んだ。この本って真上と海動の2ショットは表紙しかないんですな。
 家族愛メインの話なんで触れませんでしたが、旅の中で真上は四季折々の風景を見てきた訳で、それを見るたび海動を想っていました。道端の花を愛でては海動の微笑みを思い出して、空に刺さる三日月を見ては海動の太刀を思い出して、思いがけない雨に見舞われたら海動の涙を思い出して。そばにいなくてもはっきりとまるで隣にいるように思い出せる、出せるのに会いたいと思う、抱きしめたいと思う。そして、自分は剣を愛しているのだと改めて知る。そんな旅でもあった訳です。

・ラストシーン
 供えられてるのはカーネーション。母……なのかい。

・始めと終わり
 1ページ目と奥付は対になってます。奥付は小さい遼とシンをつれ、もっと小さい弟抱いた真白さん。では、1ページ目は真白さんなのか、それとも真上なのか。それは特に決めてないです。

・『つるぎのゆくえ』との関連
 これは海動中心本『つるぎのゆくえ』と対になった話でもあります。物語自体は全く関係ないんだけど、コンセプトという意味で。どちらもあとがきで描いたけど『自己肯定』の物語で、それを「海動の過去」と「真上の未来」でそれぞれ書いてる。
 海動が過去で真上が未来なのは、SKL本編時点で「海動は完成されている」「真上は未完成」という印象から。海動は歪んだまま人間として完成してしまったので、それを修正するには過去を変えるしかなく(過去の自分の殺害)、真上はまだ人間として完成していないので、今後色々な経験を積んでやっと完成する。という訳で、それぞれの希望は過去と未来にそれぞれある訳です。
 そして二人の自己肯定の鍵は勿論互いなので、海動は過去の真上との出会いを考え直すことで自己肯定し、真上は未来で海動との出会いが運命であったと気付くことで自己肯定する訳です。

・おわりに
 この本の内容については、この真上語りがすべてなんで作中内の真上の心情はあまり補足しませんでした。詳しくはそちらに譲るか、読み手さんの解釈にお任せします。
 あとがきに書いたとおり始めからこれを最後の同人誌にすると決めてた話でした。理由はもちろん真上の自己肯定こそがSKL最終回に相応しいからってのもあるけど、内容が一番爽やかでひたすら穏やかで、「終わり」に相応しい話かなってのがありました。季節が春なのも良かった。色々ありましたが、季節を合わせて春コミに出せて良かったです。
 装丁もお気に入り。透明箔にトレペカラー印刷遊び紙!爽やか!一応A5横本なんですが、A4本を真っ二つに変形裁断して作ってるのでA5より(タチキリ分)数mmだけ小さいです。豆知識。


 という訳で次回は、銃器趣味こじらせたSB69本『WAR BY ROCK!!』
 これ『ひかりの季節』から休憩なしで原稿入ったから温度差すごかったよ。

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